大阪精神医療センターは、1926年(大正15年)に大阪府立中宮病院として開院した90年以上の歴史を有する精神科医療機関です。
2003年に大阪府立精神医療センターと改称、2013年には現在の新病院にリニューアルされ、2017年より「地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪精神医療センター」と名称変更しました。
大阪府の基幹精神科病院として、統合失調症、躁うつ病、児童思春期精神疾患、依存症、認知症をはじめとする老年期精神疾患など、様々なこころの病の治療・支援に取り組んでいます。また精神科救急医療、難治性精神疾患の治療、医療観察法に基づく医療、精神科リハビリテーションや訪問看護によるアウトリーチ活動など、急性期から社会復帰まで切れ目のない医療を提供できる診療体制を有しています。
さらに精神科専門スタッフの教育・研修を通じて、専門職の人材育成と医療水準の向上にも力を注いでいます。2020年春には「こころの科学リサーチセンター」を開設、基礎から臨床、さらに政策効果検証まで、精神医学に関わる様々なレベルの医学研究を遂行し、精神医学の発展に貢献していきます。
これからもみなさまから当院で治療を受けてよかったと思っていただけるよう、信頼される質の高い精神医療の提供に向けて、職員一同日々努力を重ねて参りますので、一層のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
理念・基本方針
理念
私たちは、患者さまが治療を受けてよかったと、
心からそう思える
頼りになる医療を提供します。
基本方針
大阪精神医療センターは、大阪府の基幹精神科病院として、高度な専門的知識、技術をもとに、患者さまの権利を尊重し一人ひとりの人生を大切にした、心のこもった質の高い医療サービスを実現します。
- 大阪府の基幹病院として、精神医療のセンター機能を果たします。
- 患者さまの権利を尊重し、安心と信頼を与える質の高い医療を行います。
- 他の医療機関との連携を強め、地域医療の向上に貢献します。
- 社会復帰と自立を支えるための基盤整備に努めます。
- 安定した経営基盤の確立に努め、良好な医療サービスを提供します。
- 地域に親しまれる病院を目指します。
- 社会に開かれた医療を行います。
臨床における倫理指針
- 私たちは、患者の権利に関する世界医師会リスボン宣言及び医師の職業倫理指針を遵守し、当センターの患者の権利・義務に関する宣言を尊重するとともに、
以下の精神医療に関連する法律に則り、診療にあたります。
精神医療に関連する法律
- ①精神保健及び精神障害者福祉に関する法律
- ②心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律
- ③児童福祉法
- 私たちは、終末期医療、脳死判定、臓器移植、宗教上の理由による輸血拒否等については、それぞれ関係法規、ガイドラインに準拠して、診療にあたります。
- 私たちは、医療行為の倫理的妥当性が問題になったときは、院内人権委員会において、
審議し方針を定め、運営会議において決定します。
2014(平成26)年5月26日
大阪府立精神医療センター
沿革
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府立中宮病院、精神病院法(当時)に基づき、病床数300床で開院
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自閉症児施設病床数42床「松心園」開設 病床数842床となる
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大阪府精神科救急医療体制整備の一環として、緊急救急病棟を設置
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大阪府衛生対策審議会答申(行政的医療への重点化と病院の建替え)
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新たに「地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立精神医療センター」として稼働病床数514床で発足
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医療観察法専用病床(5床)開設(稼働病床数505床)
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選定事業者検討委員会で決定した事業者が設立したSPCと事業契約締結
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日本医療機能評価機構病院機能評価認定精神科病院(3rdG:Ver1.0)
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「地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪精神医療センター」に名称変更